今日(31日)未明、山形県鶴岡市で大規模ながけ崩れがあり、土砂に巻き込まれた民家の住民、少なくとも2人が行方不明になっています。現場から中継です。

大規模な土砂災害が発生した鶴岡市西目(つるおかし・にしめ)です。だいぶ日が暮れてきました。

見えにくいかもしれませんが奥にあるのが現場です。山肌が大きくえぐれるようになっていて、赤土が見えています。
そしてその下には建物があったんですが、崩れた建物の撤去なんですけれどもなかなか進んでいないようにここからは見られます。

そして右奥にあります投光器が灯されている建物。この建物の中にはまだ2人が取り残されている可能性があるということで、明かりがともされた中、懐中電灯の明かりが揺れているのもわかるでしょうか。捜索活動が行われています。

警察と消防によりますと今日(31日)午前1時前、鶴岡市西目(つるおかし・にしめ)で住宅が土砂に巻き込まれ倒れているなどと警察に通報がありました。

住宅の裏山が幅およそ100m、高さ20mから30mにわたって崩れ落ちました。

巻き込まれた建物が11棟で80代の男性と、そして70代の女性の夫婦と連絡がついていないということです。

現在も警察などが130人体制で救助活動を行っています。
またこれまでに70代の男性と60代の女性あわせて2人が救助され、いずれも軽傷だということです。

鶴岡市によりますと現場はがけ崩れのおそれがあるとして、鶴岡市のハザードマップに土砂災害警戒区域と記載されている場所のすぐそばにあります。


また、因果関係はわかっていませんが、山形地方気象台によりますと、鶴岡市の今月(12月)の降水量の合計は500.5ミリで過去最高を記録していたということです。

今回のがけ崩れを受けて、吉村知事は先ほど午後3時過ぎ、被害現場の視察を行いました。

県では、自衛隊に災害派遣要請を行っている他、既に鶴岡市に災害救助法を適用しているということです。
非常に現場は冷えてきましたここからは寒さとの勝負といえそうです。警察などによる救助活動は夜を徹して行われます。