命綱となった防火扉。クマと隣り合わせで一夜の衝撃

警察への通報は7日の朝でしたが、クマは6日の夜のうちに旅館に侵入していたとみられます。

滑川温泉福島屋の笹木和夫社長は当時について「どんどんとかがさがさとかそんな音がしました」と話します。

6日午後5時ごろ建物の中で不審な物音を聞いた経営者家族は食料などをもって防火扉の奥に避難。一夜を明かしました。

記者「防火扉を閉めて寝たと」

笹木和夫社長「こういう状況だからクマはいけない」

記者「この先で休んだということ?」

笹木和夫社長「そうです」

明るくなってから確認すると、なんとガラス越しに廊下を歩くクマを目撃。ここで警察に通報します。

経営者の家族はそのまま防火扉の奥で避難を続けましたが、フロントが壊される音などを聞き怖くて近づけないと感じていたということです。