■上位の県で緊急銃猟を実施した市町村は
最も緊急銃猟が多く行われた山形県では、11月に入ってから事例が急増し、米沢市で複数回、庄内町、酒田市、長井市、白鷹町、鶴岡市、寒河江市、飯豊町、鮭川村など、広範囲で実施されています。(ちなみに対象期間の直後、12月5日夕方にも山形県長井市で13件目となる緊急銃猟が実施されている)
新潟県も10件と多く、魚沼市で3件、新発田市、糸魚川市、五泉市、胎内市、南魚沼市、十日町市、阿賀野市で緊急銃猟が行われています。
また、3位の秋田県(6件)を含め、上位3県で全体の約65%(43件中28件)を占めており、特に被害が集中している地域が明確になりました。
なお、対象となった鳥獣は、北海道札幌市の1件がヒグマである以外は、全てツキノワグマでした。

緊急銃猟とは、人の生活圏にクマなどが現れた場合、市町村長の判断で猟銃による迅速な駆除が可能となる制度で、2025年9月より運用が開始されています。







