きのう(1日)市の職員がクマに襲われ大けがをした南陽市では、きょうも警戒が続いています。箱ワナを設置していますがクマの捕獲には至っていません。

南陽市では1日朝、クマの警戒にあたっていた市の男性職員がクマに襲われ右手を骨折する大けがをしました。


また、先月29日には赤湯小学校の入り口ドアがクマに破壊されるなど、市街地でクマの出没が相次いでいます。


きのう午後6時半ごろにも職員が襲われた現場付近の稲荷森古墳近くで、クマが目撃されています。


南陽市は現場付近に箱ワナを3つ仕掛けていますが、きょう午後5時現在捕獲には至っていません。

南陽市民は「市役所の人がケガしたのを聞いて、(熊がいないか)まず後ろを振り返ってみないといけないと思っている。(クマ対策で)ラジオを鳴らしているけれど、早く捕まってほしい。」


こちらは、山形市小白川町の馬見ヶ崎川河川敷です。連休とあって芋煮会をする人でにぎわっていますが、ここでも1日午後2時半ごろクマが2頭目撃されています。


芋煮会をする人は「食べ残しなどあるとクマもエサがあると思って寄ってくると思うので、食べ残しは全部持ち帰るようにしたい。」


芋煮会シーズンであるため山形市は、食べ残しなどクマのエサになるようなゴミは必ず持ち帰りるよう呼び掛けています。