来年4月に公立化を目指す東北公益文科大学について、今後の運営方針を確認する会議がきのう開かれ、大石田町出身の伊藤守氏を理事長に任命する案などが提示されました。

東北公益文科大学は、県と庄内地域の市と町が設立費用を分担し、運営は学校法人が担う公設民営型の私立大学として、2001年に開学しました。

しかし、若年人口の減少などから志願者数の確保などが課題になっていました。

きのう開かれた会議では、公立大学法人を設置する県と庄内地域の市・町が大学に求める目標や新たに任命する理事長の案などが確認されました。

大学では、持続可能な活力ある地域社会を担う人材の育成や、社会変化に対応した戦略的な大学運営などを目標に、英語教育に特化した「国際学部」の新設を予定しています。

また、理事長には大石田町出身でプラスチック製品の総合加工メーカーで会長を務めた伊藤守氏(72)を任命する案が確認されました。

これらの案は、12月に開かれる県議会に提出される予定です。