きのう、山形県寒河江市の中学校のグラウンドに出没したクマは今も見つかっていません。

周辺地域では朝からパトロールが行われるなどクマへの警戒が続いています。

きのうクマが出没した寒河江市立陵西中学校です。けさは保護者に連れられ登校する生徒の姿が多く見られました。

藤井響樹アナウンサー「きのう、クマが出没した寒河江市の中学校に来ています。クマは校舎の南側にあるグラウンドに現れたということですが、一夜経った今もクマの足跡がはっきりと残っています」

くっきりと残るクマの足跡。

寒河江市役所によりますときのう午後1時ごろ学校のグラウンドにクマがいるのを教職員が発見しました。

クマの体長は1.5メートルほどでグラウンド南西にあるソフトボール場の裏の茂みから侵入し校舎側に向かってきたということですが、その後方向を変え、グラウンドを出ていったということです。

当時、学校は昼休み中でしたが教職員と生徒は校舎内にいて無事でした。

クマはその後、学校南側の国道112号を越えて南の方向に歩いていったのが目撃されたのを最後に行方がわかっていません。

学校では、あさってまで保護者による生徒の送迎を続け、出入り口や窓の施錠を行なうなど対策をするとしています。