■高まる備えの重要性

県内では不審者が幼稚園に侵入するケースは多くはないものの、今年7月、寒河江市で30歳の無職の男が無断で幼稚園の敷地に侵入していて、備えの重要性は高まっています。

長井警察署では4年前から訓練を行っていて、今回は管内の幼稚園や保育園などから32人の関係者が見学に訪れ、対応方法を学んでいました。

白山こども園 左右田千亜紀 副園長「毎回反省をもとに次の回に生かすように検討して進めている。(今年は)無線機の数を増やした。持っている職員の数を増やして今外でどういう状況にあるのかを共有できるようにした」

長井警察署の担当者は、いざという時には非常通報装置が有効なものの、保育施設では設置が進んでいないとして多くの施設で導入を検討するよう呼びかけていました。