山形大学医学部付属病院で、病院が保管していた医薬用外劇物のホルマリン液を誤って廃棄していたことが分かりました。
廃棄された薬品は回収業者にわたり、適切に処理をするための手続きが行われているということです。
山形大学によりますと廃棄されたのは「ホルマリン液」7ミリリットルの瓶1本です。
今月21日に山形大学医学部附属病院に勤める看護師が、ホルマリン液の瓶の本数が管理簿に記載された数と一致しないことに気づきました。
これを受け山形大学では警察や山形市保健所に届け出ました。
また、改めて職員などに聞き取り調査を行ったところ、職員の1人が病理診断でホルマリン液を使った時、「正式な手順を踏まずに誤って廃棄してしまった」と話したということです。
廃棄した瓶は回収業者に渡っていて、適切な処理をするための手続きを行っているということです。
これを受けて山形大学医学部附属病院の土谷順彦院長は、「毒劇物及び化学物質の管理方法について職員へ周知徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。