近年の災害の激甚化を受け最新のデジタル技術を使った災害に強い街づくりを目指そうと、きのう長井市と民間企業が連携していくための協定が締結されました。
今回の取り組みは災害が激甚化する中、被害の発生を事前に予測するために民間のデジタル技術を活用し迅速な対応に役立てようというものです。

きのうは長井市とNTT東日本など関係する5者が参加して協定の締結が行われました。
取り組みの具体的な内容はドローンで空から撮影した地形のデータをもとにサイバー空間上で災害時のシミュレーションや分析を行うというものです。

これにより、水害などで被害が予想されるエリアを事前に予測できるほか、河川の水位センサーなどを活用しリアルタイムで水害の恐れのある地域をモニタリングすることができます。
長井市は市内を複数の河川が流れる地形であることから、効率的なデータの取得と防災へのフィードバックが期待されています。

長井市は今回の取り組みを防災の他、観光交流や都市計画にも役立てていきたいとしています。