夏の事故を減らそうと、山形警察署で、きのう現役の警察官と警察OBが協力して地域の見守りを強化するための研修会を開きました。
県は、毎年この時期に「明るいやまがた夏の安全県民運動」を実施しています。

きのうは、運動に協力する警察OBの組織「警友会」や現役の警察官およそ30人が参加し、近年の交通事故の傾向や安全を呼びかける点について情報を共有しました。

今年の今月6日時点の県内の人身交通事故の件数は、1223件で、去年より14件少なくなっています。

しかし、今月に入って高齢者の死亡事故が相次ぎ県は11日に高齢者交通死亡事故多発警報を出しています。
山形警察署 交通第一課 菖蒲久司 課長「現在、高齢者交通死亡事故警報が発令中になっています。ドライバーの方だけではなく、自転車、歩行者の方も左右を確認して横断するなど気を付けていただきたい」

また自転車事故の死亡原因では頭のケガがおよそ5割を占めていることからヘルメットの着用についても呼びかけるとしました。
山形警察署 交通第一課 菖蒲久司 課長「ぼんやり運転による出会いがしらの事故など夏型事故といわれるものが多くなります。また行楽による遠出の機会などが増えるかと思います。ぜひ疲れを感じる前に休憩をとるようにしていただきたいと思います」
研修後、参加者は夏の事故防止に向け「青パト」の出発式を行いました。

山形地区警友会 相馬諭 会長「地域の安全安心のためにやりたいというのがこの啓発活動なので、一件でも犯罪のない明るい町づくりに貢献したい」
今後、警友会は警察と協力し交差点や通学路などの見守りを行うということです。