去年7月の記録的な大雨による災害からまもなく一年です。
こうした中、大雨災害が発生した際の職員の対応力を高めようと、山形県三川町で状況の把握や判断をテーマにした訓練が行われました。
「大雨特別警報が出されましたので、各部の主幹課、各公所に、職員の被害及び出勤の状況、庁舎の建物の被災状況の報告の依頼をしてください」

庄内総合支庁で行われたこの訓練は、去年7月の記録的な大雨による災害を踏まえ
職員の初動の対応力向上を目的に行われました。
訓練は庄内地域に線状降水帯が発生し、2市3町に大雨特別警報が出されたとの 想定です。

「気象情報の把握をお願いします。防災情報のネットワークから大雨の状況を確認して記載して下さい」

訓練は想定される状況設定カードを見て進められます。
職員は建物の被災状況の確認などを行なう「管理班」と、情報の収集や伝達などを担う「総合調整班」、連絡調整員の市や町への派遣などを担当する「支援班」の3つの班に分かれ、班長が指示を出しながら、状況の把握に努めていました。



庄内総合支庁 総務企画部 黒木幸治 総務企画部長「いつ大きな災害が発生するか分からないので、的確に対応できるようにこういった訓練を継続して適切な対応を取れるように考えている」

県内を襲った記録的な大雨からまもなく1年。
去年の大雨を経験した職員もいる中、真剣な表情で訓練にのそんでいました。