県立河北病院と寒河江市立病院の統合再編について話し合う協議会がきょう寒河江市で開かれ、新たな病院の建設予定地は、寒河江市の陵東中学校敷地に決定しました。

病院がなくなる河北町など周辺自治体へのフォローは今後検討するということです。

吉村知事「陵東中学校敷地を新病院の建設の予定地として決定したいと」

新たな病院が建設されるのは寒河江市の陵東中学校敷地です。

県と寒河江市など周辺自治体は、県立河北病院と寒河江市立病院を統合再編し、新たな病院の建設に向けて話し合いを進めてきました。

ここまでの話し合いで新病院の建設場所は、交通アクセスや災害リスク、整備費用などの7つの項目で評価をした結果、いずれも寒河江市の陵東中学校敷地、陵南中学校敷地、寒河江市立病院敷地の3つに絞られていました。

きょうの2回目の協議会では、決定権を持つ吉村知事や寒河江市の齋藤市長が話し合いを行い新病院の建設場所を陵東中学校の敷地に決めました。

決定した場所については立地条件もよく、中核病院として十分に機能できるとの意見で一致しました。

寒河江市 齋藤真朗 市長「西村山の拠点となる病院だということである。そういった趣旨を踏まえて寒河江市民、そして西村山住民みなさんにとって安心できるような病院になっていければと、そういった病院にしていきたいと考えている」

河北病院がなくなる河北町や周辺自治体へのフォローは今後検討するとしました。
また河北病院跡地の利活用は今のところ未定だということです。

新しい病院の開院は2031年を予定しています。