山形県内で多額の現金をだまし取られる特殊詐欺の被害が相次いで確認され、警察が注意を呼びかけています。

長井市の40代女性は現金およそ2200万円をだまし取られる被害にあいました。

警察によりますと今年3月、長井市に住む40代の女性がインスタグラムで株取引の広告をみつけてアクセスし、LINEのアカウントを登録したということです。

すると女性はLINEグループに招待され、経済の説明などをうけました。

また、そこで、女性の専属アシスタントを名乗る人物を紹介されたということです。

女性はそれから1か月ほどその人物と株取引などの勉強を続けたところ、暗号資産の取引を持ち掛けられました。

女性は相手の指示に従い14回にわたり現金を振り込み合わせて2175万円余りをだまし取られたということです。

このほか、山形市に住む60代の男性は警察官や検事を名乗る人物が「お金の紙幣番号を調べる」などという詐欺の手口で、1600万円をだまし取られています。

警察はSNSなどで知り合った人物から金銭などを要求された場合や警察官が現金を要求したり指定口座に送金を求めたりした場合は詐欺だとして注意を呼び掛けています。