吉村知事はきょうの県議会6月定例会で、自身が推し進める副知事2人制の重要性を強調しました。

また2人目の副知事の人選については条例改正案の可決後に提案するとしました。

吉村知事は現在開かれている県議会6月定例会に副知事の定数を1人から2人にするための条例の改正案を上程しています。

きょうは代表質問が行われ、副知事2人制の復活を求めてきた最大会派の自民党は、2人制に何を期待するのかを問いました。

吉村知事「新たな副知事に対しては、こうした部局横断の課題や、政府などと連携して進めていく必要のある重要プロジェクト、さらには外国人材等の活用について知見と人脈を活かしつつ今の副知事とも協力をしながら、スピード感を持って前に進めていただけることを期待している」

また、吉村知事は2009年に、副知事2人制の廃止を公約に掲げて初当選した経緯があり、吉村知事を支援する県政クラブからは、2人制を復活させるに至った
経緯について問われると。

吉村知事「私が知事に就任した16年前には想定が及ばなかった事態や社会情勢の変化が、県民生活や県の施策推進にも大きな影響をもたらしてきている。副知事を2人体制とし、県政を前に進める必要があるとの考えに至りました」

さらに、両会派からは、2人目の副知事の人事案について問われ、吉村知事は、「なるべく早く新しい体制になることが望ましい」とした上で、人事案の提案の
時期については、今回の条例改正案が可決された後としています。