梅雨入りを前に、去年7月の記録的な大雨で大きな被害が出た酒田市の荒瀬川できょう、河川堤防の点検作業が行われました。
この点検は、梅雨の出水期を前に県が定期的に行っているものです。

通常は京田川の堤防を中心とした点検ですが、去年7月に起きた記録的な大雨を受けて、今年は荒瀬川も点検対象となりました。
酒田市の荒瀬川は去年7月の大雨で氾濫し、橋が流されたり、国道が破損したりしたほか、周辺住宅が土砂で埋まるなど甚大な被害が出ました。

荒瀬川の護岸には今も災害のつめ跡が残っています。護岸の修復には、まだ数年かかる見込みです。
きょうは県の担当者が2人態勢で、ポール使って土の硬さを確かめたり、仮復旧で設置された土嚢に損傷がないかなどを確認していました。

庄内総合支庁 建設部河川砂防課 白澤真一 庄内地域豪雨災害復旧対策室長「昨年の10月中頃に、土嚢の設置が終わった箇所でございまして、点検したところ大きな異常は認められなかったと思う。我々も施設整備を一生懸命やっておりますが、自然災害の前にはなかなか無力なところもございますので、生命財産を守る という観点から早めの避難をお願いしたい」

きょうは荒瀬川の9キロ区間で点検が行われ、あすは京田川の堤防の点検を行うということです。