山形市鶴岡市できのうコンビニエンスストアでの強盗事件を想定した対応訓練が行われ、コンビニの責任者などが対応方法を学びました。
「おい金出せ」

きのう鶴岡市のコンビニエンスストアで行われた強盗への対応訓練。想定になったのは、実際に起きた事件です。
去年10月、高畠町のコンビニに男が押し入り、刃物のようなもので店員を脅して現金を奪い逃走しました。

当時は女性店員が一人で勤務中でした。
今回の訓練でも、店員は1人で強盗役に対応し、犯人の特徴を捉えることなどを学びました。

ファミリーマート鶴岡宝田店 阿部華奈さん「いきなりの事で、思ったように動くことが出来なかった。犯人の特徴を捉えるとか、出来るだけ情報を得ようかなと思っていた。入退店しっかりお客さんを見ていくとか、スタッフ一人一人と共有して、命の安全を守っていきたいと思った」

県内では去年、コンビニでの強盗事件が2件発生しています。
鶴岡警察署 生活安全課 新野文彦 課長「コンビニは深夜、24時間そして1人勤務にもなるという形態から、強盗だけではなく事件に狙われやすい場所になりますので、不審点を見極める 警戒心を持っていただくというのをお願いしたい」

警察では、おととしからコンビニ1店に1人担当の警察官を配置する「コンビニポリス」の活用を進めていて、今後警察とコンビニの連携をさらに強め、事件の発生防止と対応力強化に努めていくとしています。
