本格的なサクランボシーズンを迎え、毎年繰り返されている盗難被害を防ごうと、山形県村山市できょう、対策運動の開始式が行われました。
「みなさんが丹精こめて作った農作物を守っていきましょう」

JAみちのく村山管内の村山市、尾花沢市、大石田町は、サクランボやスイカなどの産地として知られています。

収穫期を前にしたきょう、生産者や農協、警察関係者が村山市に集まり、農作物を盗難の被害から防ぐための活動を始めました。

警察によりますと、県内のサクランボの盗難件数は2023年は5件25キロ、去年は4件80キロとほぼ毎年発生していて、JAみちのく村山の管内でも去年10キロおよそ7万円の被害が出ています。
村山警察署 岩瀬佳仁 署長「警察としては盗難被害の発生を防ぐため、生産者・JA・自治体・地域住民と情報を共有して連携を計り不審者発見時の職務質問を積極的に行う」

盗難を防ぐ対策の一つとして、作業する人がお揃いのものを身につけるのも有効だとして、生産者の代表に腕章が手渡されました。

JAみちのく村山 さくらんぼ専門部会連絡協議会 井澤健司 会長「普段みかけない車・人、こんなところにこの時間で「なんでかな?」(疑問をもつ事)これが盗難を防げる手段として考えている」

式が終わると関係者はさっそく園地の巡回に出発し、盗難対策の徹底を呼び掛けていました。
