山形県天童市の舞鶴山では、春の風物詩、人間将棋があすから始まるのを前に桜が徐々に咲き始めています。
こうした春を彩る桜を後世に残していくため、保全活動も行われています。
天童市の舞鶴山です。

ソメイヨシノやシダレザクラなどおよそ2000本の桜の木が並び、毎年、県の内外から多くの花見客が訪れます。

きょうは、ほとんどが蕾の状態でしたが、中には、花が開いているものもありました。

こうした春に欠かすことのできない桜の木と景観は行政や地域の人たちが丁寧に管理をすることで維持されています。
天童市 建設部建設課 公園係 鈴木裕太 係長「桜の保全活動には時間とお金がかかります。おおよそ100万~200万円程度、年間かかっています」

天童市では剪定のほか、肥料を与えるなどして保全に努めていますが、活動を続けるためには資金や労力がかかります。
こうした課題を抱えた桜を後世につなげていこうと今行われているのが、キリンビールの「晴れ風ACTION」です。

晴れ風の売り上げの一部が保全活動の資金として自治体に寄付されるほか、缶に印刷された2次元コードを通じて全国のサクラの名所を支援することができます。


今回、県内では天童市と南陽市が選ばれました。
天童市 建設部建設課 公園係 鈴木裕太 係長「舞鶴山の桜は天童にとっては
大切な資源なので次世代に引き継いでいくという大切な役割があると思うのでそちらもやっていきたい」
