山形市内の小学校で児童の学力や性格、家庭環境などクラス編成の際に使った名簿を誤ってメールに添付し、学年のすべての保護者に送信したとして、市の教育長が謝罪しました。
山形市教育委員会 金沢智也 教育長「この度は誠に申し訳ございませんでした」
山形市教育委員会によりますときのう午後、山形市立の小学校で、教員が個人情報が含まれている名簿をこの学年の保護者に誤送信したということです。
名簿は、学校のクラス編成に使われるもので、児童・保護者の氏名の他、学力検査の結果、性格・行動・家庭環境などが記載されていました。
添付された名簿はエクセル形式で、パスワードは設定されていませんでした。
送信後、保護者からの指摘で誤送信が発覚しました。
学校は教育委員会に報告の上で保護者に対しメールを開封せず削除するようメールと電話で依頼したということです。
しかし、きのうの段階ですでに5人程度がファイルを開いていることが確認されています。
市の教育委員会は再発防止策として今後、メール送信の際の複数人でのチェックやファイルのパスワード設定を徹底するなどとしています。
誤送信があった学校ではこのあと午後7時から臨時の学年保護者会を開き、校長が経緯を説明するほか、あす、児童に対しても謝罪するとしています。