3年前の大雨で被災したJR米坂線について、県は鉄道での復旧を目指す考えは変わらないとした上で、国に費用負担を求めていく考えを改めて強調しました。
吉村知事「全国の鉄道ネットワークの一翼を担う重要な路線でもあるので鉄道での復旧が最も望ましいと今でも思っている」

JR米坂線は3年前の記録的な大雨で被災し、長井市の今泉と新潟県の坂町の間が運休となり、バスによる代行輸送が続いています。

復旧方法については、これまでJRが単独で復旧する方法やバスに移行する方法など4つの案が示されています。

先月、開かれた検討会議では、第三セクター方式とバスに切り替えた場合の2つの案にかかる費用の試算が示されました。
地域の負担額について、第三セクター方式の場合は年間でおよそ5億円から最大19億円、バスに切り替えた場合は年間でおよそ1億5000万円から2億円ほどになる見通しです。

吉村知事「当初から鉄道での復旧復興を目指すということを申し上げてきた。バス転換の試算も示されたがそこは目指していない」

きょうの定例会見で、吉村知事は、鉄道での復旧を目指す考えは変わらないと強調し、沿線自治体の考えを尊重しながらJRや国と協議を進めていきたいとしています。
