西川町の菅野町長が、きょう午後4時から会見を開きました。

菅野町長は、退職の意向を示していた男性職員とのやりとりの中で、この男性の服を引っ張るなどして町長室に連れて行ったと報道されたことを受けて、「カッとなってしまった」と述べ、陳謝しました。

これは、西川町の菅野大志(かんの・だいし)町長が、去年12月、退職の意向を示していた男性職員に後任が決まるまで仕事に関わるように求める誓約書に署名を求めた際、この職員が拒否したため、服をつかんで町長室に連れ込むなどしたとされるものです。

この男性職員は現在退職していて、きのう付で法務局に人権救済の申し立てを行っています。

菅野町長は会見の中で元職員に対し陳謝しました。

町長は、パワーハラスメントの常態化について問われると、これを否定しました。

西川町は、再発防止策としてハラスメントが起きた場合の相談体制の強化やアンケートを行うなどハラスメントが起きない環境の整備を行っていくとしました。また第三者委員会を設置し、パワハラについて調査を進めていくことも明らかにしました。

一方、退職した職員は上着を引っ張られたほかにも、町長が机を叩くことや、「何回も同じことを言わせるな、アホか」などと言うことがあった。

「これまでの言動は耐えられるものではありませんでした」とのコメントを発表しています。