山形市の国道112号、通称西回りバイパスの渋滞緩和や利便性向上を目的に県などが進めてきた「山形南道路」の整備計画について、きのう、国土交通省が新たな事業として採択しました。

今後、具体的な工事のスケジュールを決めて開通を目指すことになります。

山形市の国道112号「山形南道路」の整備計画は、山形市の南西部の交通渋滞の緩和などを目的に、県や沿線自治体などが国に整備を求めてきたものです。

新たに整備されることになった「山形南道路」は、山形市と酒田市をつなぐ「国道112号」の中で、山形市蔵王松ヶ丘から山形市西崎までの9キロにわたり通称西回りバイパスを迂回する形で整備されるバイパス道路です。

このバイパスが完成することで交通渋滞の緩和が期待されるほか、医療機関への安定した搬送ルートの確保、安定した物流ルートの確保などが期待されるということです。

具体的な着工や開通のスケジュールは未定とのことですが、県によりますと、今年度中にも調査や設計が行われ、今後、早期実現に向けて取り組んでいくということです。