警察が闇バイトへの注意を促そうと映画館と連携した取り組みを行っています。
映画館のスクリーンに流れているのは警察庁が今年2月に公開した闇バイトの危険性を知らせる動画です。


闇バイトは犯罪グループがSNSなどで「高額報酬」「楽な仕事」など言葉巧みに募集をかけ、組織犯罪に引き入れるものです。
山形県警察本部生活安全企画課 今野奈緒美 警部「個人情報、例えば『免許が必須の仕事です』ということで運転免許書の写しを相手に送ってしまうと『家族に危害を与えるぞ」とか『逃げても無駄だぞ』と脅されて途中で犯罪だと分かっても犯罪に加担せざるを得ないというのが社会問題になっている」

県警では今回、若い人たちにも闇バイトの危険性を周知しようと幅広い年齢層が訪れる映画館に着目しました。

そこに、鶴岡市の映画館、鶴岡まちなかキネマが協力し22日から2つのシアターの全ての作品の冒頭で今回の動画を上映されています。

この日は上映後、警察官が来場者にティッシュを配り闇バイトの危険性を伝えました。
来場者「私は引っかからないつもりですがと言っている自信満々の人がひっかかっているよう。気をつけます。気をつけましょう」
この動画は来月11日まで全ての作品の冒頭に上映されるということです。

また、県警では動画を学校の講習会などで活用するほか、一般企業にも上映の協力を求めているということです。