これから開花を迎えるさくらんぼの花芽を霜の被害から守ろうと、県などがキャラバン隊を出して警戒を呼びかけました。
さくらんぼの花芽は霜に弱いため、県では、毎年この時期に霜被害の防止を呼びかけるキャラバンを行っています。

きょうは、出発式の後、さっそく上山市の農家に警戒を呼びかけました。

佐藤真優アナウンサー「こちらの園地では、この灯油ヒーターから出た熱を、高さ7メートルの場所にあるファンでさくらんぼの木に送り、空気の冷え込みを緩和して霜の被害を防いでいるということです」


枝松博さんの園地では、以前はファンだけで空気を動かすことで冷え込みを防いでいましたが、今はヒーターを使っているほか、県が県内の園地に設置している観測計を活用し24時間体制で気温を確認します。

たった1回の霜ですべてがダメになる可能性があるため、細心の注意を払っているのです。
さくらんぼ農家・枝松博さん「ひと朝で(生きた花芽が)ゼロになってしまう。できるだけ霜の被害を少なくするためには、早めに火を付けて霜の被害を少なくしたい」
