雪解けが進み、今後農作業や山に入る機会が増えるとして、県が山火事への注意を
呼び掛けています。
県では今後、森林パトロールを行い、警戒していくとしています。
吉村知事「これから雪解けが進み、気温も高くなり、そこに空気の乾燥が重なれば火災の危険性も高まる」

県内では去年、4月から5月にかけて高畠町と南陽市で相次いで林野火災が発生し、南陽市の山火事では鎮火までに一週間以上かかるなど、県内では過去最悪の被害となりました。

また、先月、岩手県大船渡市で発生した大規模な山林火災は現在も鎮火しておらず、県内から緊急消防援助隊としてのべ2528人が出動しました。

県ではこれからの時期、野焼きなどによる林野火災に一層注意が必要だとして、警戒をしていて、今月から来月末までを「林野火災特別警戒期間」に設定したということです。

吉村知事「強風の日や乾燥した日にはたき火や野焼きはしない。火気の使用中はその場を離れず使用後は完全に消火するといったことを十分にご注意くださいますようよろしくお願い致します」

県は今後、消防と連携しながら広報車で巡回するほか、森林組合による森林パトロールを実施するなどして、警戒を強めていくとしています。