山形県鶴岡市の浄化センターから重さ400キロ以上の大量の動力ケーブルが盗まれた事件について、浄化センターの関係者は取材に「一人で持ち出すことは難しい」との見解を示しました。

こちらは盗まれたものと同型の動力ケーブルです。このケーブルと同型のものが、重量およそ430キロ分盗まれました。

長さにすると合わせて150メートルほどで、金額では24万円相当になります。

動力ケーブルが盗まれたのは鶴岡浄化センターです。

この施設では去年10月から電気設備の工事が行われていましたが11月から工事が休止されていて、その期間に盗まれたということです。


 
先月26日に工事の担当者がケーブルがなくなっているのを発見し今月14日に市が警察に被害届を出しました。

除雪車の出入りのために、この期間、施設は施錠されておらず、土・日・祝日は職員が不在でした。盗まれたケーブルは古い設備から取り外されたもので、複数の袋に分けて入れられ、中身が見えない状態で屋外に置かれていたということです。

現場からは袋ごとケーブルが盗まれたほか、袋が破られ中のケーブルだけ盗まれたものもありました。

袋は1つあたり重さが100キロ以上あり、浄化センターの関係者は「複数の袋を1人で運ぶのは難しい」と話しています。

警察では、被害の状況や、盗み出した方法などについて調べを進めています。