住友生命保険は、山形県新庄市にある山形支社新庄支部に勤務していた50代の女性の元職員が、顧客に嘘の投資話を持ちかけ、10人から現金をだまし取っていたことをきのう、明らかにしました。
会社側によりますと、住友生命保険 山形支社新庄支部で営業職として勤務していた50代女性の元職員が、2015年から去年8月にかけて顧客に「高金利の預金枠がある」と嘘の投資話を持ちかけ、10人からあわせておよそ1300万円をだまし取っていたということです。
去年8月、この話を不審に思った顧客からの申し出で事態が発覚しました。
その後会社が調査を進めたところ、元職員は「一部を生活費にあてていた」などと話し事実を認めていて、今年1月末で退職しています。
元職員は、1300万円のうちおよそ930万円は被害にあった顧客に返済しているということです。
会社は、現在、被害の全容を調査していて、被害金額を弁済する方針を示しています。
また、元職員については今後、厳正な処分をするとしています。
住友生命保険は「被害にあわれたお客様に対して深くお詫び申し上げます。今後こうした事案がないよう、コンプライアンス研修の充実などを通じ、より一層の体制強化に努めていきます」などとコメントしています。