西川町議会の一般質問の動画が視聴できない状態となっている問題について、西川町の町長らがきのう会見を開き、動画を非公開にする指示は議長が行ったとしました。
公開を停止した理由とされる町長のパワハラの有無を問う答弁について、町長はパワハラの認識はないとしました。
この問題は、今月5日に行われた西川町議会の一般質問の動画がユーチューブ上で非公開になっているものです。

きのうの記者会見には菅野大志町長と菅野邦比克議長らが出席し、議長の指示で動画が非公開とされたことなどが明らかにされました。

西川町議会 菅野邦比克 議長「こういう事態を招いてしまったことは非常に反省していますし、町民への今回のような心配をかけるようなことがないように努力していきたい」

非公開とした理由について議長は、この日の一般質問で、議題とは直接関係のない町長から職員へのパワハラの有無を問う質疑などが続いたことから、事実確認に疑問が残る点や議会の運営に不手際があったためとしました。
また、会見では一般質問の中で、町長が早期退職者について「無理やり働いてとは言わない」「年長退職者の人件費で若手職員2人雇うことができる」などと答弁したことについて、町長が見解を示しました。

西川町 菅野大志 町長「退職する職員の損失について、聞かれたことに対しては、金額ではなくて価値と思いつけばそういった議論、発言にはならなかったと反省している。ご心配をおかけして申し訳ありませんでした」

菅野町長は、自身の行為はパワハラに当たらないとし、今後もよりよい町づくりを目指していきたいとしています。
西川町では問題になった動画について議会運営委員会などで協議し、会議録の精査に合わせて、遅くとも2か月後には、配信したいとしています。
