東日本大震災の発災からきょうで14年です。県では、震災の記憶を風化させないよう3月11日を県民防災デーと定めています。
それに合わせ、山形警察署で大地震を想定した訓練が行われました。
この訓練は、警察官の災害への対処能力を向上させるため、山形警察署が毎年この時期に行っています。

きょうは、山形盆地断層帯を震源とする震度6強の地震が発生した想定で行われ、参加者たちは交通障害を解消する手順などを確認しました。
訓練では、警察官が手信号による交通誘導を学び、放置された車両で通行止めとなった交差点を復旧する作業と同時に交通整理を行いました。

若手警察官が中心となって行われた今回の訓練。

参加者のほとんどが震災当時、小学生だったこともあり、身の引き締まる訓練になったようです。
山形警察署 中野貴生 巡査「(震災当時は)みんな泣いて叫んでいる状況がすごい記憶に残っています。助けられるはずだった命が助けられないとか、そういうものを確実に防げるように日頃から訓練して少しでも命を助けられるような活動をしていきたい」

山形警察署ではきょうから3日間訓練を実施し、万が一に備えたいとしてます。