山形市の60代の女性が、大阪府警を名乗る男の電話をきっかけに現金200万円をだまし取られる特殊詐欺被害がありました。
警察によりますと、おととい、山形市の60代の女性のスマートフォンに非通知で電話があり、女性が電話にでると、男が大阪府警を名乗ったということです。
男は「逮捕した男があなた名義のキャッシュカードをもっていた」などと話し、
LINEのビデオ通話を求めました。

女性がLINEのIDを伝えるとすぐにビデオ通話が始まり、画面に映った男から警察手帳のようなものを見せられたということです。

その後、「口座にあるお金を調べる必要があります」などと言われました。
さらに検事を名乗る男が通話に出て、「あなたのお金を調べるため指定する口座にお金を振り込んでください」などと言われたということです。

女性は身に覚えがなかったものの、話を信じ、現金200万円を指定された口座に送りました。
その後、親族から詐欺ではないかと言われ、警察に相談し被害がわかりました。

警察では、警察官などを装って現金などを振り込ませる詐欺が増加しているとして、警察官が現金を要求したり、送金を求めたりすることは絶対にないと注意を呼び掛けています。