山交バスと宮城交通は、山形と仙台を結ぶ高速バスの運賃を4月1日から値上げすると発表しました。

利用客の減少や燃料費など運用コストの高騰などが理由としています。

山交バスと宮城交通が運用する「山形-仙台線」の高速バスは、平日はおよそ70往復土日祝日はおよそ60往復運行しています。

通勤・通学で多くの人に利用されていますが、コロナ禍による行動様式の変化や少子高齢化の影響により、利用客がコロナ禍以前の9割程度に留まっているほか、燃料費や資材の高騰で輸送コストが上昇しているということです。

そのため、山交バスと宮城交通は、「山形-仙台線」の高速バスの運賃を値上げすることを決め、おととい、国土交通省に改定の申請をしたということです。

片道券は、大人が1000円から1100円に、子どもが500円から550円に、大人2回券が1800円から2100円に上がります。

1か月の通勤定期券は、3万6000円から3万9600円に、1か月の通学定期券は、2万7000円から2万9700円に引き上げる予定です。

料金の改定は、国土交通省への申請が認可されたのち、4月1日から実施される予定です。

値上げは、2021年4月以来4年ぶりとなります。