去年6月、山形県上山市でバスガイドの女性がバスと電柱の間に挟まれ死亡した事故で、過失運転致死の罪に問われていた当時の運転手に対し、仙台地方裁判所登米支部はきょう、禁錮1年6か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。
これは去年6月、上山市新湯(しんゆ)でバックするバスを誘導していた当時39歳のバスガイドの女性がバスと電柱の間に挟まれ死亡したものです。

この事故で、バスを運転していた当時69歳の男性が過失運転致死の罪に問われ裁判を受けていました。

裁判は、バスを運行していた会社のある宮城県の仙台地方裁判所登米(とめ)支部で行われました。

きょうの判決公判で裁判所は、当時の運転手について、「安全を確認しながら後退するという基本的な注意義務を怠った」「被害者には、さしたる過失もなく被告の過失の程度は小さいとは言えない」とした一方、「本件に誠実に向き合う姿勢が認められる」として、禁錮1年6か月執行猶予3年の判決を言い渡しました。
