男子児童2人の行動が、小さな女の子を救いました。
先月15日、山形県天童市で2人の小学生が1人で泣きながら歩いている女児を保護しました。
女児は家族から捜索願が出されていましたが、けがなく無事に親元に戻りました。

先月15日、山形県天童市の道路を2人の男の子が家に向かっていました。
太田詩生(おおた・しう)君10歳と太田愛琉(おおた・あいる)君11歳。2人は友達で一緒に下校していました。
すると午後4時40分頃、2人は女の子が泣きながら歩いているのを見つけました。
女の子は6歳以下の未就学児でしたが、近くに保護者の姿は見当たりません。
不審に思った2人は勇気を出して女の子に声をかけます。
実はこの子、「子どもがいなくなった」と家族が警察に通報し、捜索願が出されていました。
声をかけた2人は女の子を落ち着かせながら近くを通りかかった大人に助けを求めました。
これをきっかけに警察は女の子を保護。けがもなく、親の元に帰ったということです。

このおよそ1時間後には日の入りの時刻となっていて、警察ではもし2人が女の子に声をかけなければ、事件や事故に巻き込まれる危険もあり、勇気ある行動だったと話します。

詩生君と愛琉君の2人には、きょう天童警察署の署長から感謝状が贈られました。
2人は少し照れくさそうにしながらも誇らしそうな顔をしていました。