■7割が戸沢村の中での居住を希望

意向調査には全世帯が回答し、反対意見がないことなどから、村では国の事業として集団移転を行うために必要な全世帯の移転への合意を得たとしました。

意向調査では、新たな居住地について、戸沢村の中を希望した世帯が67%、村の外を希望した世帯が23%、未定・未記入が10%だったということです。

また、地名に愛着があるとして、「移転先でも「蔵岡」の地名が使えるようにしてほしい」との意見や「人と人とのつながりのため集会施設をつくってほしい」といった意見も出されました。

また、住宅の様式は、広さや部屋、車庫など世帯により様々な要望が出され、高齢者が住みやすいようバリアフリー住宅を求める意見もありました。

移転の時期については、仮設住宅の入居期間が入居から2年のため、期間内の完了を求める声もあったということです。

戸沢村 加藤文明 村長「住民説明会、これから何回するか分からないが想定している。しっかりと地域の方と相談をしながら進めていきたい」

今回の意向調査の結果を受け、村では移転先の選定などを行っていくとしています。