去年、県内で発生した建物火災は148件で、1958年以降で最も少なくなったことがわかりました。
しかし、火災で死亡した人は16人で、前の年に比べ増加しています。
県によりますと、去年、県内で発生した火災の件数は297件でした。
内訳は建物火災が148件、林野火災や野火などが116件、車両火災が33件となっています。
このうち、建物火災は前の年より33件減少し、1958年以降最小になっています。
一方、火災で死亡した人は16人で、前の年に比べ3人増加しました。
こうした中、今年に入ってからは今月16日までに建物火災が6件発生していて、4人が死亡しています。

県では気温が低くなり、火の取り扱いが増える時期だとして、特にストーブやこんろ、電気コードの取り扱いについて注意を呼び掛けています。
具体的にはストーブの周囲には燃えやすいものを置かず、外出時や就寝時には必ず消すこと。
こんろからは調理中には離れないこと。
電気のプラグやコンセントは定期的に掃除することなどを心がけてほしいとしています。
※画像は今月山形市であった火災現場