道路を一直線に走るのは・・・2頭のイノシシ。これは午前5時40分ごろ、山形県酒田市緑町で撮影された防犯カメラの映像です。∪ターンして戻ってきたイノシシは中央分離帯に激しくぶつかり、走り去って行きました。突然の出来事にトラックも思わずブレーキ。

その5分後、警察にこんな通報が寄せられました。
「中央分離帯のフェンスにイノシシが挟まっている」

通報を受けた警察官が駆けつけたところ、体長60センチほどのイノシシがフェンスの間に挟まり暴れていたということです。
その後、イノシシは自力で逃げ出し行方をくらませました。
発見場所の付近は車や人通りも多く、近所の人は・・・。
「朝早くだから大事には至らなかったが、これが日中だったらと考える困る」

また、午前9時半ごろには、この現場から1.5キロほど離れた酒田市役所付近の道路でもイノシシの目撃情報が警察に寄せられました。目撃情報があった現場付近ではこんな話も・・・。

近所の人
「ドーンって(扉に)ぶつかった。だからなんの音だろうと思って見たらバアッーと行ったから、犬にしては今までそんなことないからなんだろうと思った。まさかイノシシとは思わない初めて聞いた」

警察では、2つの場所で目撃されたイノシシは同じグループである可能性が高いと見ています。

人への被害は確認されていないということですが、警察ではパトカーを出すなどして注意を呼びかけています。