山形県東根市ではきょう、国の絶滅危惧種である淡水魚「カクレトミヨ」の個体数調査が行われました。
限られた場所にしか生息できないカクレトミヨの保全活動に今年から新たな戦力が加わりました。
藤井響樹アナウンサー「カクレトミヨの生息地はこちらの町中を流れる川の中にあるんです。今こちらでカクレトミヨの生態調査を行われています」

水のきれいな池や川にのみ生息する、体長5センチほどの淡水魚がカクレトミヨです。
天童市と東根市の一部にしか生息していません。

そのひとつ、東根市の羽入(はにゅう)地区にある小見川(おみがわ)では、毎年カクレトミヨが成魚になるこの時期に個体数の調査を行っています。
清流の里おおとみ保全推進協議会 鈴木正明 会長「捕獲した数から推定するというやり方をしているので、去年は680匹ぐらい。ここ数年間はある程度落ち着いて1000匹代ぐらいで推移していたところです」

きょうは市の職員や保存会がカクレトミヨの個体数を調査するためのトラップを設置しました。
中に重りや餌の入ったトラップ、およそ200個をカクレトミヨが住み着く水草の下に仕掛けていきます。
