無登録で貸金業を営み金を貸し付けたとして逮捕された韓国籍の男など6人は、きょう、身柄を山形地方検察庁に送られました。

男らは完済した人に対して金を支払うよう催促していて、金を借りていた人が警察に相談していたことがわかりました。

貸金(かしきん)業法違反の疑いで逮捕・送検されたのは、韓国籍で東京都豊島区に住む自称アルバイトの男(40)ら6人です。

警察によりますと、男らは、東京都内のマンションに事務所を設け、都知事の登録を受けないままに貸金業を営んだ疑いが持たれていて全員、容疑を認めています。

男らは、去年11月から今年1月までの間、名簿を使って不特定多数の人物の携帯電話に、「審査不要」「即日融資」などの言葉を使ったショートメッセージを送って貸し付けを交渉し、インターネットバンキングなどを通じて複数人に、あわせて数十万円の金銭を貸し付けていたということです。

今年4月中旬、酒田警察署に、庄内地方に住む20代の男性から「貸し付けを受けて完済したのに、再び支払いの催促が来る」などといった相談があり、警察が捜査した結果、この6人の逮捕に至りました。

また、男はこの中で責任者の立場にあったといい、これまで全国のべ5000人ほどに貸し付けを行ったとみられています。

男らの身柄はきょう、山形地方検察庁に送られ、今後、さらなる調べが行われます。