高校ラガーマン憧れの花園出場をかけた全国高校ラグビー県大会の決勝が、きのう行われ、山形中央が2年連続30回目の花園出場を決めました。
きのうの決勝は、近年花園出場を競いあっているライバル校同士、山形中央と山形南の対戦となりました。

試合開始早々、先手を取ったのは紺のジャージ山形中央でした。
ボール持ったナンバーエイトの菊池が、相手選手を引きずりながらトライを決めるパワープレーを見せ、山形中央が先制します。

前半23分、山形中央はバックスがスピードを生かしたプレーを見せます。
フルバックの柴田が相手をかわしながら70メートルを駆け抜けてトライ。山形中央がリードを広げます。

山形南は、おととし花園に出場した時を知る3年生の伊藤やクレブスが果敢に攻めますが、反撃も及ばず。

結局、終始試合を優位に進めた山形中央が50対0で勝って、2年連続30回目の花園出場を決めました。

山形中央ラグビー部 菊池 駿 キャプテン(3年)「うれしい。ほっとしている」「練習でパターンを重ねていてその状況も何個かできた。練習の成果を生かせたところは大きかったかなと思う」

敗れた山形南。3年生の思いは、後輩に託されます。

山形南ラグビー部 伊藤夏広 キャプテン(3年)「みんなには花園に行ってほしいし、花園って俺らは少し分かるけど、本当にいいところだから」「素敵なグラウンドでみんなが立ってプレーするのを本当に俺らは楽しみにしているから、絶対に花園に行ってください」

受験勉強もある中で、花園への夢を追いかけた高校生活でした。

山形南ラグビー部 稲毛 煌 選手(3年)「私自身はやり切った気持ちでいる。3年間、山形南でここまでやってこられてよかった」

山形南ラグビー部 クレブス理央 選手(3年)「(ラグビーは)味方のために体を張るという献身的なスポーツ。誰かのことを思う気持ちは、将来社会でも生かされると思う」

山形中央は、山形南の思いも受け止め、花園の舞台に挑みます。
山形中央ラグビー部 菊池 駿 キャプテン「県を代表して行くので、全国で1勝を目標にしているので、そこを突破することを目標にやっていきたいと思う」


全国大会は、東大阪市の花園ラグビー場で12月27日に開幕します。
