山形県中山町で橋の損傷や劣化状況などを点検する技能研修会が開かれました。

今回は技術者とともに学生が参加し、インフラを支える技術を学びました。

この研修会は、山形河川国道事務所や県が、道路や橋などの点検を行う業者に必要な知識を習得し技術を身に着けてもらおうと毎年、開いているものです。

橋やトンネルなどは、法律で5年に一度の定期点検が義務付けられています。

しかし、県内で橋の点検個所はおよそ9500か所にのぼり、点検のためには専門の知識や技術を多くの技術者に学んでもらうことが急務となっています。

山形河川国道事務所 工藤金充 事務対策官「(点検で)共通の評価ができるように、皆さんで共有しながらする。そういう意味でこの研修会も開かれている」

きょうは、中山町と寒河江市にかかる「長崎大橋(ながさきおおはし)」を会場に研修会が開かれました。

今回、技術者に混ざって研修を受けたのは、県立産業技術短期大学校の学生たちです。

学生「いまある橋のどういうところに損傷があったり、損傷には、どういうメンテナンスなどが必要なのかを学びたい」