これまでの裁判で男は、ナイフを持って会社に行き、男性にけがを負わせたことは
認めたものの、殺意を否認していて、裁判では、この「殺意の有無」が争点となっていました。

検察は「20秒あまりの短時間で言葉を交わすことなく犯行に及んでおり、殺意があったと推察できる」などとして、懲役7年を求刑。
一方、弁護側は「誰ひとりナイフを突き出したところは見ておらず、もみ合いになって誤って刺さった可能性は排除できない」などとして、殺人未遂罪は成立せず
傷害罪などにとどまると主張したうえで、懲役2年以下が妥当と減刑を求めていました。