きのう、山形県酒田市で国が整備を進める洋上風力発電設備の整備拠点となる「基地港湾」の工事が始まりました。

産業振興や地域活性化にも期待が寄せられています。

国が再生可能エネルギーの開発を進める促進区域に県内では去年10月、「遊佐町沖」が洋上風力発電で指定をうけています。

洋上風力発電の巨大風車などの設置には大量の資材が必要となるため、その拠点となる国の「基地港湾」として、今年4月、酒田港が指定されました。

酒田港ではきのうからその工事が始まりました。

「基地港湾」として整備されると人や物が活発に動くためその経済効果にも期待が寄せられています。



吉村美栄子知事「洋上風力発電はその事業規模の大きさから稼働先での波及効果も大変大きいものがある。今後、地域経済活性化にも寄与する」

基地港湾の総事業費は122億円で、県では2027年度の完成を目指して整備を行なっていくとしています。