山形県上山市にきょう新しいワイナリーがオープンしました。

障がい者の雇用の場としても注目を集めています。

上山市にオープンしたのは「Voyage de YUUAI」(ヴォヤージ・ドゥ・ユウアイ)。

上山市内で5か所目となるワイナリーで、社会福祉法人の友愛会がつくりました。

社会福祉法人友愛会 荒井与志久 理事長「地域の中のワイナリーでありたい。高齢者の方、障がい者の方そして子どもたち。みんながかかわりを持って生活できたらなと」

このワイナリーの一番の目的は、『障がいのある人の雇用の場』であることです。

友愛会ではこれまでも、ワインに使うブドウの栽培に障がい者が従事できる環境などを整えていました。

今回のワイナリーの完成で利用者たちはボトルの洗浄やラベル貼りの仕事も行うようになり、就労の場の拡大が期待されています。

社会福祉法人友愛会 金田賢二 施設長「全て自分たちが関わっていけるところが利用者たちも(やりがいを)感じ取れる場所なので、販売の最後まで繋がればいいかなと思う」

現在、醸造されているワインは先月26日に施設の利用者も手伝いながら仕込みが行われ、今年12月に完成する予定だということです。

社会福祉法人友愛会 金田賢二 施設長「自分たちが作ったワインが世に知れる、地域でも口に含んでいただけるのが(利用者にとって)一番かなと思う」

完成したワインはワイナリーで販売されるほかぐっと山形などにも並ぶということです。