こうした中、急ピッチで片づけ作業をしている場所もありました。
蔵岡地区の長林寺です。

長林寺 斉藤仙邦 住職「本来お寺は一番後でもと思っていたんですが、この地域の方々の心の支え、希望の光にならなくちゃいけないと思って」

ここ長林寺は、濁流が入り込み位牌堂が壊れるなど甚大な被害を受けました。お盆には間に合わせたいと、毎日、ボランティアや檀家などと一緒に復旧作業をしているそうです。

蔵岡地区では、これまで何度も浸水被害があり、その対策として、去年、地区を囲む「輪中堤(わじゅうてい)」が完成したばかり。

しかし今回、その想定を超えて最上川の本流がはん濫しました。

長林寺 斉藤仙邦 住職「国というものが関わった大きな対策をした上でダメだったという。普通の災害とは違う。ショックを地域の方々は受けている。選択が上手くいかなかったという事実を考えてほしい」

復旧作業が続く中、今後の対応について改めて、地域の声に耳を傾けて考えていく必要がありそうです。








