山形県酒田市では、酒田光陵高校と酒田養護学校の生徒が不要になった紙から再生紙を作る取り組みを行いました。

協力して紙を作ることで、互いの絆も深まったようです。

この日は酒田光陵高校の生徒が酒田養護学校を訪れ、再生紙作りを行いました。

その材料として使われたのが、シュレッダーにかけた紙ゴミです。

県立酒田養護学校の生徒「ひっくり返すところが楽しい。きまると楽しいです」

酒田光陵高校ではペーパーレス化で不要な紙が少なくなったものの、シュレッダーにかける紙は90リットルのゴミ袋2袋分にもなります。

生徒たちはこのゴミに着目して卒業研究を行い、再生紙としてよみがえらせることを考えました。

シュレッダーにかけられ廃棄される紙ゴミは細かく裁断されているため、実は、再生紙作りにむいているんだそう。

ミキサーでドロドロになった繊維を紙すきし、10分ほど乾かしたら再生紙の完成です。

酒田養護学校の生徒は「少しゴワゴワするが文章が書けそうな紙ができた」

養護学校の生徒たちにとっても、同年代の他校生徒との交流は刺激になったようです。

酒田養護学校の生徒「緊張はしたんですけど話を聞けて楽しくできてよかった」

酒田光陵高校の生徒「個人的には教えるのが得意ではないが、理解して一緒に体験できたことが楽しかった」

生徒たちは完成した再生紙を使った商品を作ることも計画していて、ランプシェードや本のしおりなどのアイデアが出ているということです。

商品は、酒田養護学校の学校祭やバザーでの販売を目指しているということです。