高校生に積極的に自転車のヘルメットを着用してもらおうと、山形県山形市内の高校である取り組みがスタートしました。

こちらのヘルメット。よく見ると…「南」の文字が入っています。これは、山形南高校の生徒がアイディアを出し合いデザインした、自転車用のヘルメットです。


県警などでは、自転車利用者に積極的にヘルメットを着用してもらおうと、特に着用率の低い高校生に働きかける活動を行っています。


今年度は県内3つの高校が新たに「自転車ヘルメット着用推進モデル校」に指定され、このうち、山形南高校できょう指定書の交付式が行われました。


山形南高校3年 藤原康太 生徒会長「南高のカラー『コバルトブルー』を使うようにして、この『南』という文字でさらにほかの高校にも宣伝して、ほかの高校もヘルメット推進をしてもらえるようにしたいという願いを込めてこのようなデザインになりました」


県警によりますと、県内の自転車利用者のヘルメットの着用率は去年5月には7.5%で、去年7月に8・9%となりましたが、去年10月には5・7%に低下しました。山形南高校では、校内での着用率を上げるために、今回のデザインを考えたということです。


交付式のあと、校内ではヘルメットの即売会も行われ、さっそく買い求める生徒の姿が見られました。