能登半島地震の被害状況を把握し、復旧や復興に繋げる動きが進んでいます。家屋の倒壊など被害が大きかった富山県氷見市では、ドローンを使った上空からの住宅被害調査が行われました。
住宅の被害調査を行ったのは、災害情報学が専門で、これまでも数々の災害で住宅再建などに携わってきた富山大学の井ノ口宗成准教授です。
県とチューリップテレビドローン事業部が協力し、特に住宅への被害が大きかった海岸近くの北大町から間島までの1キロ余りのエリアを、ドローンを使って上空から映像と写真を撮影しました。
井ノ口准教授:「あ、これ波打ってるじゃないですか。こういうの全部見たかったんです」
井ノ口准教授:「一見すると屋根自体は大丈夫そうに見えるんですが、ここに棟瓦というのが走ってるんですけど、本来まっすぐ向いてるはずなんです。それが波打っているということですから、屋根を支えている柱が前後に揺れているようなことが起こっているんじゃないか、中の被害がそれ相応に大きく出ていてもおかしくないなと」
上空から見ることで、地上からは分からなかった被害を知ることができます。これまでも、建物の外観などから被害状況を把握し、危険度合などを判断していたものの、り災証明を発行するうえで、「より詳細な」被害状況の把握が重要だと井ノ口准教授は話します。
井ノ口准教授:「被災者も早く再建したいという思いがありますから、こういうふうな情報を根拠にしながら、被災者とお話をさせていただいて、そのような被害を加案したかたちでり災証明書を早期に交付できて、そのあとの支援につながれば」
井ノ口准教授はこのあとデータを解析、整理し、1月22日からの氷見市のり災証明交付の場に立ち会って、住民たちとともに再建について考える予定だということです。







