感染が急拡大しているインフルエンザ。そしてプール熱。小児科医は「年末にかけて感染のピークを迎える」とし、感染対策を徹底したうえで、体調に違和感があれば休養をしっかりとるよう呼びかけています

富山県では15日発表されたインフルエンザの定点医療機関あたりの患者数は10・27人。秋の段階で注意報レベルの10人を超えるのは、新型コロナ感染拡大前の2019年以来、4シーズンぶりです。

子育て中の人たちに聞くとー。
「保育園で流行っているっていうのは聞いてますね。だから一時保育とか連れて行くのもちょっとこわいかなって」
「支援センターに行ってるんですけど、そこだと結構流行ってるっていう話聞いてて、人があんまりいるところは行かないようにしてる」
「インフル以外でも原因がわからない熱出て風邪になっている子が多くって」

富山市の小児科医でもインフルエンザ患者の増加を実感しているといいます。

八木信一医師:
「インフルエンザは10月くらいから少しずつ増えてまいりまして、ちょうど(11月初旬から)2週間ぐらいが、高止まりのような状況。年末にかけてピークを迎えていくかな」

富山県では例年、12月下旬から1月中旬にかけて注意報レベルに達しますが、ことしは1か月以上早くなっていて、全国的にも流行が前倒しとなっています。八木医師は、新型コロナの状況との関連を指摘します。

八木医師:
「この2年間でインフルエンザにかかっていない方、接触していない方が多いんで、抵抗力、免疫がついていない方が多いと思うんで、一斉にかかっているという印象」