今月17日、富山市で19歳の男子大学生が亡くなった死亡ひき逃げ事件で、警察は27日、市内のガソリンスタンドに勤務する69歳のアルバイト店員の男を逮捕しました。

過失運転致死と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで27日逮捕されたのは、富山市婦中町砂子田のアルバイト店員で、市内のガソリンスタンドに勤務する横井徹哉容疑者(69)です。

警察によりますと横井容疑者は、今月17日の午後11時ごろ、富山市響の杜で軽乗用車を運転中に金沢市の大学2年生、山田翔向さん(当時19歳)をはねて死亡させたにも関わらず、そのまま逃げた疑いが持たれています。

警察によりますと26日午後、富山市内の自動車販売店から「事故を起こしたような車が入ってきた」と連絡があり、警察が確認すると車底部にぶつかったような痕があったため車を押収しました。

翌27日午前、車の持ち主である横井容疑者を任意で取り調べた結果、この車にあった事故の痕跡が今回の事故によるものと判明したため、横井容疑者が犯人である可能性が高いとして逮捕しました。

横井容疑者は今回のひき逃げ事件に関与したかどうかについて「今は言いたくありません」と話しているということです。