難病を患う女性が分身ロボット「OriHime」を遠隔操作し、富山県の高岡高校で授業を行いました。障がい者が直面する不自由や社会の課題について語り、生徒たちが共生社会を目指す取り組みを考えました。

「私のもう一つの身体、オリヒメでこちらの高岡高校に伺っております」

生徒たちに語りかけたのは分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」です。この日、富山県の高岡高校では、障がいのある人もない人も暮らしやすい社会を目指すための授業が行われました。

講師は難病の筋ジストロフィーを患うオルガン奏者・松原葉子さんで、病室にいる松原さんに代わって「OriHime(オリヒメ)」が教壇に立ちました。

「OriHime」は病気や障がいを持つ人が社会に出て行動できるように開発されたロボットで、松原さんは病院から遠隔操作をしながら授業を行いました。

松原さんはタクシーの乗車拒否を例に挙げ、障がい者が経験する不自由は、社会の偏見や理解不足が原因になっていることもあると語りました。

生徒たちは、障がいがある人が日々直面する不自由を想像し、障がいについての理解を深めました。

講師 松原葉子さん
「オリヒメを使えば、私もこうして病室から授業をすることができて、こういう可能性、選択肢もあるんだということを知っておいていただきたいです」